【熊本・河内町で愛されて46年】母と二人三脚で生まれたこだわりの絶品ホルモン

公開日:2026年4月23日

こんにちは、よかもーるです。

今回は創業46年、熊本にそびえ立つ金峰山を登っていくと昭和55年から始まる老舗・ラーメン横道さんがあります。地元の人々の胃袋を支え続けてきた人気ラーメン店の店主・坂本勇さんにお店の歩みと、多くのファンを持つ「秘伝のホルモン」誕生の話を伺いました。

■ 始まりのきっかけは、おばさんから譲り受けた「機材」だけだった

らーめんがぞう

ーー創業は昭和55年。今年で46年目になりますね。きっかけは何だったのでしょうか?

今から約46年前、私の実家は、もともとみかんと梨を作る農家でした。

「いつか河内町で食堂でも始めたらどうかな」と思っていた頃、ちょうど熊本市内でラーメン店をやっていた叔母さんが店を畳むというので、機材一式を譲り受けることになったのがラーメン店を始めるきっかけでした。

ラーメンと女性

ラーメン横道には連日たくさんのお客様でにぎわっている

ーー叔母様から味を教わったのですか?

いいえ、譲り受けたのは機材だけ(笑)。味は、おばに少しコツを聞いたぐらいで、ほぼ全部独学でした。当時は河内町にも8軒ほど麺類を出す店があったのですが、今ではうちが最後の一軒になってしまいました。

■ラーメン屋と農家の過酷な「二刀流」時代

ピンク女性

ーー長く続ける中で、ご苦労もあったのでは?

最初はやはり大変でした。スープの味が安定するまで何年もかかりました。豚骨スープは繊細で、少しの加減で味がまったく変わってしまいます。

特にちゃんぽん。ちゃんぽんに使うキャベツは当たり前ですが生き物です。

1年通して季節により野菜は硬さも甘みも一つ一つ違います。

今の時期なら玉ねぎも味が変わる。毎日同じものを作っているようで、実は毎日、違う生き物を取り扱っています。

材料に合わせて作り方を調整しながら安定した味をだせるようになるまで本当に長い年月が必要でした。味のバラつきだけでなく「正解」のない味を求めてとにかくトライ&エラーを繰り返してきました。

それに当時は、ラーメン屋と「みかん・梨・米」を作る農家という「二刀流」の生活でしたので寝る間もなく働いてましたね

ピンク男

ーー働きすぎですね笑

特にバブルが弾けた後は、みかんの価格が下がってしまい、生活のために必死でしたね。

ですが、おかげさまで次第にラーメンの方が忙しくなってきて。お店を新しく立て直し14年前に、農家を辞めてラーメン一本に絞る決心をしました。

■ 命運を分けるのは「水」と「青森県産ニンニク」

ホルモン

ーー今や看板メニューとなった「ホルモン」について教えてください。

ホルモンは、創業当時から変わらぬ味を守り続けています。この味は、母と二人三脚で、何度も試作を重ねて作り上げました。

こだわりは、とにかく「素材」ですね。特にニンニク。安価な外国産もありますが、安いニンニクを使用すると風味とコクがでません。

味に妥協したくないので、青森県のニンニクを使用しています。

青森県のニンニクは日本一の生産量で、1粒が大きく甘みが強いのが特徴です。

冬の厳しい寒さに耐えることで、にんにくは糖度を溜め込む性質があり、春を迎える頃には高糖度かつ身も引き締まった状態に育つのです。

チラシ

ーーそんなに違うんですね。

はい。全く違いますよ。

青森県産のニンニクが取れない時期は、数か月分まとめて仕入れて安定供給できるようにしています。

それと、一番大事なのは「水」です。

美味しいホルモンやラーメン作りには、美味しい水が絶対に欠かせません。

水道水ですと、1年を通して水の成分にバラつきがあります。特に雨の日や梅雨の時期は、カルキが多く含まれた水道水に変わります。

成分がわずかに変わるだけで味に影響が出てしまうので、30年前から水の分解機を導入しました。

この分解機により「水素水」に変わります。水素水は素材の旨みを引き出す力が強くなり、酸化を抑えると言われています。水が変わるとスープの出方がまるで違ってきます。

ラーメンもホルモンも繊細な食べ物なので、美味しくなるために工夫しています。

■ 「ありがとうございます」の気持ちを込めて作る一杯

“ピンクの男

ーー最近ではSNSや口コミで、遠方からのお客さんも増えているそうですね。

本当にありがたいことです。今はSNSを見て若い方が来てくださったり、お客さんがまた次のお客さんを呼んでくださったり感謝しています。

テレビ取材で取り上げてもらうことも本当にありがたいです。
一人ひとりのお客様がラーメン横道を盛り上げてくれるのが一番嬉しいですね。

調理中

ーー長く続けてこられた秘訣は何だと思われますか?

「感謝の気持ち」に尽きますね。

最近は特に、一杯作るごとに「ありがとうございます」と心の中で唱えながら作っています。

その心構えが、きっとお客様にも伝わって「またあそこに行きたいな」「あのホルモンやラーメンが食べたいな」と思ってもらえる店に繋がっているのだと信じています。

券売機

ーー次なる目標は?

体が動く限りお店を続けたいです。そして、自分が築いてきたこの味を、次の世代に繋いでいきたいと思っています。

この味がパッと消えてしまうのは寂しいですからね。

■ 全国の方へ:食卓に「笑顔」を届けたい

お取り寄せ

ーー今回、初めての通販(お取り寄せ)にも挑戦されます。全国の皆様へメッセージをお願いします。

家族の助けを借りながら、慣れないパソコン作業にも取り組んでいます笑

ラーメン横道のホルモンは、お酒のつまみにはもちろん、ご飯のおかずとしてお子様にも喜んでいただけます。

長年、地元・河内町で守ってきたこの味を、全国のご家庭で楽しんでいただけたらこれ以上の幸せはありません。

これからも一生懸命頑張ります!

夫婦

【編集後記】

取材中、店主が何度も口にされたのは「お客様への感謝」でした。

店主の坂本さんはとても優しい声でお話されます。

お客様と向き合い、お客様の声に耳を傾け、理想の味を追求する日々を振り返りながら、 口から出る言葉ひとつひとつに想いが込められているなと感じました。

その想いが詰まった”ラーメン横道のこだわりのホルモン”ぜひ一度ご賞味ください。

ホルモン